コラーゲンの丈夫さと柔軟性
筋肉と骨を結ぶ、リン酸カルシウムが沈着していない腱は、硬くて丈夫です。やはり、その主成分もコラーゲンです。コラーゲンは、丈夫さと柔軟性の、どちらともをかね備えているという特徴があります。このコラーゲンの丈夫さや柔軟性の両面は、コラーゲンが線維を形成する時のコラーゲン線維の太さや束のつくり方、配向によって決まっています。ではどのようにして、コラーゲン線維の形成、太さや配向は作られているのでしょう。まだまだ全容は解明されていませんが、遺伝子中のコラーゲンのアミノ酸配列と生体に影響を及ばす様々な因子とがからんでいるところまでは分かっています。
コラーゲンの弾力のあるスポンジ
骨以上にコラーゲンとの関係が深いのは、関節部分の軟骨です。軟骨は、コラーゲンとエラスチンでできた弾力性のあるスポンジに、水分やコンドロイチンなどが染みこんででた組織です。軟骨のコラーゲンは?型コラーゲンで、この他に?型コラーゲンなどのコラーゲンも含まれています。またプロテオグリカンも多量にあり、弾力性に貢献しています。40〜50歳代になってくると、長年の摩擦により軟骨がすり減ってきたり、スポンジ内のコラーゲンやエラスチン、コンドロイチンなどが必要以上に不足し、弾力がなくなってきます。このような状態になると、スポンジが変形して神経を刺激したり、スポンジ同士が擦れて痛みが発生します。