コラーゲン線維の減少からなる骨関節炎
軟骨の老化からはじまる骨関節炎は、患者の数が多く、年を取るにつれてかかりやすくなります。年を取ると軟骨のコラーゲン線維がこわれ、コラーゲン線維によって保たれていたプロテオグリカンも同時になくなっていきます。軟骨の層は、コラーゲン線維が減少した結果薄くなリ、クッションの役目を十二分に果たせなくなります。そのため、骨は力を直接受けてゆがんだり、刺激によって関節の外側の方に伸びていきます。このような状態になると滑膜でも炎症がおこって腫れ、関節液がたまり、そして関節が激しく痛み、こわばり、動かしにくくなったりといった症状がでてきます。きちんとした臨床的研究が進んでいるコラーゲンの効用は関節炎の症状をやわらげる効果ですので、積極的な摂取が重要です。
コラーゲンと骨粗鬆症、膠原病(リューマチ)
カルシウムの大量投与や、カルシトニンという骨の分解を抑えるホルモンなどを用いて治療する骨粗鬆症(骨の中身が減ってスカスカになっていく病気)ですが、コラーゲン投与でも効果があるという報告もあります。また原因が色々ではっきりと分かっていない膠原病(リューマチ)ですが、軟骨の主成分の1つである?型コラーゲンに対する自己抗体と関係していることが知られています。現在のコラーゲン分子についての知見、また臨床診断上も特別な根拠があるわけではないのですが、この?型コラーゲンの抗体ができることで、膠原病(リューマチ)になることは動物実験などでわかっています。